歯のクリーニングをする3つのメリット!頻度や料金、ホワイトニングとの違いは?
現在「歯のクリーニングって何?どんなメリットがあるの?」と、歯のクリーニングについて気になっていませんか?
歯のクリーニングは、歯ブラシだけでは落としきれない汚れを取り除くもので、虫歯や歯周病の予防につながります。
こちらの記事では、歯のクリーニングにおける3つのメリットやクリーニングの方法、ホワイトニングとの違いなどをお伝えしていきます。
目次
歯のクリーニングとは?歯磨きだけでは落とせない汚れを除去
歯のクリーニングは、歯科医院で行われる歯垢・歯石除去をはじめとした歯の掃除や口内ケアのこと。「PMTC」とも呼ばれ、数ヶ月に1度、歯科医院で定期検診を受ける際に行われるものです。
日頃、正しいブラッシングを丁寧に行っても歯磨きだけでは全ての汚れを落とすことはできません。
歯のクリーニングは歯科医療用の機器や技術を用いて行われるので、日頃のブラッシングでは落としきれない汚れ、歯垢、歯石の原因などを取り除くことができます。
虫歯や歯周病を予防したり、口内環境を清潔に保ったりするためには歯のクリーニングを行うことが大切です。
歯のクリーニングのメリット
歯のクリーニングを行うメリットには以下の3つがあります。
- ①虫歯や歯周病を予防できる
- ②口臭の改善・予防につながる
- ③本来の歯の色を取り戻せる
歯の健康を維持するために大切な歯のクリーニング。ここからは、それぞれのメリットの詳細について解説していきます。
虫歯や歯周病を予防できる
虫歯や歯周病を予防できるのが大きなメリット。
虫歯や歯周病の原因は主に歯石に付着した細菌です。歯磨きだけで歯石を取り除くことは難しいですが、歯のクリーニングなら虫歯・歯周病の原因となる歯石を除去することができます。
さらに、歯のクリーニングではフッ素を塗布することがほとんどです。フッ素は歯の再石灰化を促進し、表面のエナメル質を修復するはたらきがあります。
そのため、定期的な歯のクリーニングが虫歯や歯周病の予防につながるのです。
口臭の改善・予防につながる
歯のクリーニングは口臭の改善や予防にもつながります。
歯石には細菌が付着しており、その菌の発生させるガスが口臭悪化のもと。丁寧に歯磨きを行っても歯石は残るので、口臭を改善・予防するためには歯のクリーニングが効果的と言えます。
ただし、口臭悪化の原因は菌が発するガスだけではないので、歯のクリーニングはあくまでも口臭改善の手段の一つ。口臭の主な原因と治療法については以下の記事で解説していますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
(関連記事)口臭がきつくなる3つの原因と治療方法|藤沢駅南口より徒歩3分の歯医者|湘南ライフ歯科
本来の歯の色を取り戻せる
本来の歯の色を取り戻せるのも歯のクリーニングのメリット。
歯のクリーニングをすれば歯石などの汚れが取り除かれ、見た目が綺麗になります。さらにタバコやワイン、コーヒーといった飲食物による色素の沈着も定期的な歯のクリーニングで落とすことができます。
ただし、歯のクリーニングにホワイトニング効果はありません。あくまでも歯の本来の色を取り戻すもの。
歯をさらに白くするためにはホワイトニングを行う必要があるので注意しましょう。
歯のクリーニングにデメリットはない?クリーニング後の注意点
歯のクリーニングには基本的にデメリットはありません。
ただし、歯のクリーニング後はステインが付着しやすいので注意が必要です。そのためクリーニング直後はワインやコーヒーをはじめとした着色しやすい飲食物を避けることが大切です。
また、歯のクリーニングを一度行っただけでは歯の色を取り戻したり、口臭を改善・予防したりするのは困難。定期的にクリーニングしなければ状態を維持できないので注意しましょう。
歯のクリーニングの方法は何種類?
歯のクリーニングの方法には5種類あります。
それぞれのクリーニングの種類と簡単な概要は次の通りです。
- ①スケーリング(スケーラーで歯石を除去)
- ②超音波スケーリング(超音波スケーラーで歯石を除去)
- ③ルートプレーニング(歯周ポケット内の歯石を除去)
- ④フロッシング(歯間部の歯垢を除去)
- ⑤エアフロー・ジェットクリーニング(強力なジェット水流で歯垢・歯石を除去)
スケーラーと呼ばれる器具を使用して歯石と歯の表面の沈着物を除去することをスケーリングと言います。
中でも超音波のスケーラーを使用したクリーニングが超音波スケーリングです。これらの歯のクリーニングは総じて「PMTC」と呼ばれます。
PMTCを行う前に、まず患者それぞれの歯や歯茎の状態、歯石、歯の汚れなどをチェックした上で適切なクリーニングが行われます。
歯のクリーニングとホワイトニングの違い
歯のクリーニングは本来の歯の色を取り戻すものなので、ホワイトニングの効果はありません。
ホワイトニングは見た目を美しくすることを目的として行われる一方で、クリーニングは口内環境を整えて歯の健康を維持することが目的です。
また、クリーニングは一部保険が適用されますが、ホワイトニングは保険が適用されず自由診療となります。
歯のクリーニングとホワイトニングとでは、治療の目的や内容が異なるので混同しないようにしましょう。
歯のクリーニングについてよくあるQ&A
ここからは、歯のクリーニングに関するよくある質問について3つ回答していきます。
クリーニングに痛みはありますか?
歯茎が健康な状態であれば、クリーニングでの痛みや出血は基本的にありません。
ただし、歯茎の状態があまり良くない場合は痛みを伴うことがあるので、歯科医師と相談しながらクリーニングを行うことが大切です。
クリーニングを行う頻度はどのくらいですか?
クリーニングを行う期間は3ヶ月に1回が目安です。
歯磨きが正しく行えていない場合は歯垢や歯石が付着しやすいので、短い期間で行う必要があります。具体的な期間については、クリーニングを行う歯科医師に聞いてみましょう。
保険は適用されますか?料金相場を教えてください
治療を目的とした歯のクリーニングは保険が適用されます。たとえば歯周病治療などで歯周ポケットの測定や歯と歯茎のX線検査などを行う場合は保険適用の診療となります。
しかし、定期的な歯のクリーニングでは基本的に保険は適用されません。自己負担のクリーニング費用は一回5,000円〜20,000円が相場とされています。
なお、当院のPMTCの費用は次の通りです。
- ライト(30分):5,000円
- スタンダード(60分):10,000円
- プレミア(90分):15,000円
クリーニングのほか、ブラッシング指導や染め出しなどを行っております。
詳しい内容については担当の歯科衛生士から説明しておりますので、ぜひお気軽に当院へお問い合わせください。